御無沙汰のKEN5君と一緒です。
今年は数十年ぶりの豪雪、当地域も例外なく雪が多い。。
暦では春を迎えましたが、未だに約2mの積雪があります。
この時期特有のザクザクとした雪質
しかし、雪がしただまっているためにどびらず
とても歩き易い状態
この下は田圃、今年は雪解けが遅く田植えも1~2週間遅れそう・・・
ただ、この豊富な雪解け水も米をはじめとする農作物には欠かせないものです。
このハイクで試みたことが一つ
いままの雪上ハイクでは、スノーブーツや冬季用登山靴を履いて、
時にはゲイターも付けていたのですが・・
今回はいつもより軽量でフレキシブルな足回りにしてみようかと
軽量GORE-TEXシューズであるInov-8のRoclite 288 GTX を履き、
それに保温対策としてGill B300 Neoprene Overshoe(自転車用オーバーシューズ)を覆って、
雪用足周りを構成してみました。
ソックスはThermal Liner Socks(SealSkinz)に保温が期待できる
防水ソックスThin Mid Length(SealSkinz)をレイヤード
3時間ほどのハイクでしたが、
ネオプレーンによる保温効果と簡易なゲーター代わりにもなるB300、
それによりRoclite 288 GTXのような軽量オフロードシューズでも
快適に雪上ハイクを楽しむことができました。
(なお、このアイデアはWander-Zさんのブログにて知ったものです。)
今までのスノーハイクでは、ハイクの際にスノーブーツなどに履き替えていましたが、
今回のようにオーバーシューズを併用することで
アプローチからハイクまで同じ靴での活動が可能に。
勿論、状況にもよりますが、
冬の低山・里山ハイクであれば、
アイゼンの装着にも対応できるので
オーバーシューズを使った足周りの構成も面白いと思います。
さて、本題にもどり・・・ハイクの様子です
まずは農道を歩きます
幼い頃、じいちゃんが運転するトラックの荷台でここを何度も通りました。
僕にとって、そのトラックの荷台は風をあびる快感を教えてくれた場所だったなぁ。。
と思い出してみたり。。
キツツキ!?の痕跡、とても綺麗な状態です。
雪が積もるにつれ、外敵に脅かされると主が判断したのか
住まいとして使われなかったようです。
中腹になると稲架掛けに使われていたスギの間を歩いたり、
急登が始まります。
尾根に出る前の開けた斜面
ここは茅場(茅葺屋根用)だったとのこと
薬師の登山口まで自宅から数百メートル
僕の集落を見守るように構えている山
この山に田や畑を持つ人も多く、
水の供給源としても重要な山です。
薬師に対する住民のコンセンサスは、「生活に欠かせない山である。」
といったものでしょうか
(KEN5君も写真を楽しんでます)
萱場を登り終えると尾根に出て視界が開けます。
天気が良いと妙高山なども見えます。
このブナの尾根を登りきると「薬師」の頂上
小学生の頃、毎年「緑の日」に薬師に登るイベントがあり、
新緑のブナ林は躍動感すら感じるほど綺麗で、
そこを歩く気持ち良さを子供ながらに感じていました。
加藤則芳さんの本にて、日本には緑を帯びた色は64種類あり、それぞれに名前があると知りました。
また、多彩な緑が出現する新緑の森は、「春もみじ」と表現されるそうです。
小学校の頃の記憶を辿ると、この場所もそれを感じることが
できる場所の一つだなぁ…
そして、頂上
奥には魚沼方面の山々が
尾根以降、強風にさらされており、景色と少しのアルコールを満喫した後に
下山。。
昨年に続き、冬と春の間に薬師に登りましたが、
昨年同様、下山後は酒のピークハント!!